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本の大きさ
よく使われるサイズ
新書判 | 110×178㎜ | 小型で縦長サイズ |
四六判 | 128×188㎜ | 一般的に書店で売られている単行本のサイズ |
A5判 | 148×210㎜ | 単行本 文芸本 |
B5判 | 182×257㎜ | 会報、研究報告書 |
A4判 | 210×297㎜ | 写真集、パンフレット |
製本の仕様
大きく次の3種類に分かれます。
1. 並製本 | 厚手の表紙で本体を包むように綴じ、カバーをかける方式。書籍のなかでもっとも一般的です。 |
2. 上製本 | ボール紙に布クロスなどをまいて表紙を仕上げます。耐久性もあり、金・銀の箔押し加工が出来るので、高級感も申し分ありません。 |
3. 中綴じ | 本の背中を針金で綴じる方式。雑誌や会報などに多く、市販の週刊誌がこの方式です。 |
単行本などの基本的な構成
1. 表紙 | カラー印刷や箔押し |
2. 見返し | 本を補強する意味合いもある |
3. 扉 | 色紙などを使う |
4. 目次 | |
5. まえがき | |
6. 本文 | 上質紙、書籍用紙など |
7. 中扉 | 写真などをいれる場合もある |
8. あとがき | |
9. 奥付 |
書式
基本となる書体は「明朝体」です。「ゴシック体」は強調したい所や見出しなどに使用します。
文字の大きさの単位は、ポイント・級・号などを使用します。一般的には9ポイントや10ポイントの大きさが主流です。
書式はたて組・よこ組があります。書式の決定は、組版前のサンプルで決定いたします。
印刷様式
オフセット印刷
大半の商業印刷物、特にカラーの物はオフセットで印刷されています。とりわけカラー写真の仕上がりが美しく、耐久性にも優れています。
少部数の場合は割高になってしまいますが、500 部程度を超えると単価が下がるというメリットがあります。
オンデマンド印刷
パソコンから印刷機に直接データを送信し印刷をします。これを「オンデマンド印刷」と呼びます。
オンデマンド印刷は従来のオフセット印刷と違い中間の製版工程もなく、少部数の場合はトータルコストが安くなります。また近年の技術革新により品質も遜色ないものになりました。
オンデマンド印刷は従来のオフセット印刷と違い中間の製版工程もなく、少部数の場合はトータルコストが安くなります。また近年の技術革新により品質も遜色ないものになりました。
基本用語解説
校正
誤字・脱字を確認、修正する作業のことです。1回目の校正のことを初校、2回目の校正のことを再校と呼びます。ご依頼者が、原稿と照合し、赤字などで修正する必要があります。ここで修正されなかった場合は、そのまま印刷され本になってしまいますので特に注意がいります。
口絵
一般的に絵や写真類を載せる所を口絵と呼びます。書籍の場合、扉の次に入るのが一般的で、コート紙を使用します。
トリミング
写真の一部だけを使いたい場合、使用する範囲を指定することです。
奥付
タイトル、著者名、発行日、発行者名、印刷会社名などが記載されたページです。
見返し
本体表紙の裏と本文とのあいだに使用されている紙のことを、見返しと呼びます。補強の意味も有り、また高級感もでます。
ノンブル
ページごとに記載されているページ数を示す数字のことです。
柱
柱とは、ページの上段もしくは下部に一行の章題などがついている行のことです。
PP加工
印刷したあとポリポロピレン・フィルムを接着剤で圧着加工することで、光沢感をだし変色しにくい仕上げになります。雑誌の表紙やカバー、カタログ・パンフレットなどに多用されます。
キャプション
写真、イラストの説明として入る注釈のことです。